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検品作業中に起こるストッパーの“エラー”現象について

 

  記事をご覧の皆さん、こんにちは!

 

  ES部の新入社員の王です。

 

 

最近、名古屋は40℃まで上がる高温の日が続き、暑くてしょうがないですね!

 

私は暑さが苦手なので、殆どエアコンをつけっぱなしです。こういう天気ですと、夏バテや暑気中り(しょきあたり)になりやすいので、くれぐれもお体にお気をつけくださいね!

 

 

  さて、今回は検品作業中に起こるストッパーの“エラー”現象についてですが。先日はお客様から検品作業中のストッパーが指定の場所から他の場所に移動してしまい、切出しの作業が上手く行えないというお問い合わせ内容があったので、皆さんとシェアしたいと思い、ブログの形で書かせて頂きます。

今回は、以下の簡単なモデルを用いて説明致します。

 

 

 

コンベアに荷物を感知するセンサを設置し、検品作業を行うストッパーとセンサとをペアレントします。

 

 

 

 センサがストッパーをコントロールしている為、センサのスクリプトに以下の文を記述します。(例として:ストッパーを50秒有効化し、3秒無効化します。)

 

 

 

 荷物を200KGの重さに設定します。

 

 

 

 この様なモデル環境で、荷物が流れている時、ストッパーが指定した場所から少しずつ移動してしまい、切出しの作業が上手く行えず荷物を突き上げる現象がありました。

 

 

 

 酷いですね、まるで怒っているみたいですね!^-

 

 

 

 さて、どうしてdemo3Dがこの様なおかしい動作をするのでしょうか?

 

 

 それはdemo3Dが物理エンジンを搭載しており、荷物がストッパーに衝突する時、衝撃が発生する為です。その衝撃の影響で、動作中のストッパーが少しずつ他の方向に移動してしまうのです。

 

 

 どの様に解決できるでしょうか?

 

 

 ストッパー(StopBlade)のKinematicというプロパティをtrueに設定することによって、動作中のストッパーは衝撃による物理的な影響を受けないようにすることができます。

 

以下は、具体的な設定方法です。ストッパー(StopBlade)を選択し、Kinematicプロパティを以下のように設定します。

 

 

 

 皆さんも困った時は、是非お試しください!