在庫の歴史(日本昔話とシンデレラ)

こんばんわ。月曜担当、プリセールスGのまつおかです。

本日のテーマは在庫についてです。

金持ちは蔵を持つ

物資があまり豊富でなかった時代、モノを持っていること自体が大切ででした。

したがって、抱えているモノ(在庫)は多ければ多いほど良く、

保管するために蔵を立てたため、蔵は金持ちの象徴となりました。

「日本昔話」とかは、こういう時代の物語が多いですね。


大恐慌時代

世界的な大恐慌の時代になると、在庫を持っていても倒産が相次ぎ(在庫倒産)、

「在庫は悪である」という理論が出てきました。

 

在庫という資産をもっていても

売れない時は資金繰りがうまくいかず

在庫が資産としての意味をなさなくなったんですね。

 


シンデレラの輝かしい未来への期待

この「シンデレラの輝かしい未来への期待」というフレーズは

IBMが1960年代の終わりにコンピュータの売り込みをはかるため、

当時の生産管理手法であるMRP(資材所要量計画)につけたキャッチコピー。

なんとも胸躍る、夢見るコピーですね。

当時は大きな改善成果が期待できる分野として在庫が注目を浴びました。

 

 

在庫→ロジスティク

それから今日まで、在庫はジャストインタイムやかんばん方式等々等々、

適切な在庫量を管理すべく様々な手法が生まれました。

 

つまり、ひと昔前は蔵に蓄えがあること自体に価値がありましたが

今は蔵から何を持ってくるかに価値があり、

さらに言えば、どう持ってくるかに価値がある、という時代です。

これはもう「物流の効率化」の話であり、いわゆる「ロジスティク」の概念ですね。

 

 

 

当社取り扱い製品『Demo3D』は

生産能力/搬送能力を十分に満たすための適切な在庫量を

シミュレーション機能から導き出すことができます。

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毎週月曜日は物流に関するトピック、トレンド、ニュース等をもとにアレコレ書いていきます。

よろしくお願いします。

何かありましたらお気軽にお問い合わせ、コメントください。


「製造・設計ソリューション展2017(DMS関西)」に参加致します。

現在招待状の受け付けを行っております。コメント、またはお問い合わせから受付を行っております。

 

会期:2017年10月4日(水)~6日(金)

会場:インテックス大阪 (小間)2号館 ITAGEブース:5-24

 

 次回の月曜日は「DMS関西」についてアレコレ書いてみます。